オージオグラムとスピーチバナナを見比べることで、聞こえる音と聞こえない音を予想することができます。
陽菜
学校の健康診断で、「聴力異常なし」という紙をもらったんだけど、あれってどう行くことかな?
恵子
友達が、発熱の後で聞こえ方がまだらになって、ぶちぶちという感じで必要なところが聞こえないことがあるって言ってたけど、どういうことだろう?
一郎
平均聴力の話でも、平均値では聞こえ方は評価できないと言ってたけど、その時にスピーチバナナという単語があったよ。
スピーチバナナとはどんなもの?
スピーチバナナとは、人間が会話で使う周波数と音量を、オージオグラムに落としたものです。
母音と子音の区別がつきやすいように、ローマ字表記の資料を Wikipedia から拾ってきました。
人間が会話をするために使う音域が、まるでバナナのような形を示しているので、「スピーチバナナ」と呼ぶのです。
スピーチバナナとオージオグラムを重ねてみる
四分法での平均聴力が100dBの子供を想定します。
この子が聞こえる音を評価してみましょう。
裸耳の場合、たぶん、ijuzmnは聞こえています。
vbdは微妙。
aloruは聞こえません。
ch sh phkfs th などの摩擦音は聞こえません。
「色は匂えどちりぬるを」は、
「i ? ? ni ? e ? i i nu u ?」
程度の聞こえになります。
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