新生児から就学前の教育のこと:教育の目的と開始時期

手話は聾学校などでの教育と、そこでの先輩たちに代表される聾社会で過ごすうちに自然と獲得しますが、音声言語である日本語は違います。

０歳から始まる聾児の早期教育ならびに聾学校幼稚部の教育目的は、日本語の獲得です。

積極介入して日本語を身に着けさせるのです。

人工内耳を手術しない限りは、きれいな発音を身に付けることには困難を伴いますが、最低でも書記日本語は完璧に読み書きできるようにしないと、社会人になった時にも自己実現が難しくなります。

開始時期は、難聴が分かれば、その時点です。
スタートが早ければ早いほど、小学校入学という期限がある、言葉の習得が楽になるのです。