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不登校のこと

不登校

このサイトは、成績上位の中学生の話題を扱っていますが、同様に不登校生についても研究し、扱っています。

なぜなら、コロナ以降不登校生が大幅に増加しましたが、これは進学競争と裏腹の問題であり、更には対応を誤ると未来の日本社会の禍根となると運営者は考えているからです。

不登校児童生徒への支援についての文部科学省の基本的な考え

現在、文科省では不登校について次のように考えを示しています。

    不登校児童生徒への支援は,「学校に登校する」という結果のみを目標にするのではなく,児童生徒が自らの進路を主体的に捉えて,社会的に自立することを目指す必要があること。また,児童生徒によっては,不登校の時期が休養や自分を見つめ直す等の積極的な意味を持つことがある一方で,学業の遅れや進路選択上の不利益や社会的自立へのリスクが存在することに留意すること。

「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」
元文科初第698号
令和元年10月25日

いかにもお役所の作文ですが、

  • 登校は最終目標ではない。
  • 不登校児童生徒が、将来社会的に自立することが目標

こう述べています。

このため、不登校に関して次のような方向での発言が多々見られるようになりました。1

私たちには、学校、フリースクール、フリースペース、ホームエデュケーション(家で過ごし・学ぶ)など、どのように学び・育つかを選ぶ権利がある。おとなは、学校に行くことが当たり前だという考えを子どもに押し付けないでほしい。

不登校の子どもの権利宣言
二〇〇九年八月二十三日
全国子ども交流合宿「ぱおぱお」参加者一同

不登校に対する日本社会の反応は否定的

しかしながら、日本社会が「学校に行かないこと」についての文科省の考えを無条件に受け入れているかについて、運営者は否定的に考えています。

現に、高校入試では不登校生徒は極めて不利な状態に置かれる県が珍しくありません。

たとえば千葉県

ほぼすべての公立高校が、欠席日数の過多を入学検査における評価項目としており、不登校生は確実に審議対象となります。

出席を全く勘案しないと明言している県立高校は、三部定時制の生浜高校定時制と松戸南高校のみです。生浜高校の全日制と多部定時制の佐倉南高校では出席要件があります。2

公式に不登校集中校と明言はしていませんが、二校については公表文書のなかでは常に生徒の多様性を強調しており、実態としては、千葉県では三部定時制高等学校を不登校生集中管理校として位置付け、ほかの全日制高校からは意図的に排除していると推察されます。

  1. 不登校の子どもの権利宣言自体は文科省の方針転換以前からのものです。 ↩︎
  2. 平成6年度選抜情報による。 ↩︎

不登校生が自分の一生を振り返った時に満足できるような道を。

このサイトでは、不登校生本人とその関係者、例えば親兄弟が、自らの寿命を迎えた時に、心の底から「この世に生を受けて良かった。人生は素晴らしかった。」と感じながら、一生を閉じることができるように考えていきたいと思っています。

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