ここでは、
- 評定は「1」か「2」。
- 知的に問題がない。
- LD などの発達障害がない。
- これまで自宅学習の習慣がない。
- 経済的貧困や夫婦の不和など、学習を阻害する要因が家庭内にない。
以上を前提に、学力の底上げを考えます。
目標は、社会生活で困らないと思われる平均点(評定平均3.5レベル)とします。
低学力児童生徒は、自習できない。
不登校児童生徒でよくみかけますが、対人恐怖を主な理由として、自宅で自習を試みている事例が多々あります。
しかし、低学力だからこそ指導者が必要です。自習への挑戦は単なる時間の無駄です。
なぜ自習が成立しないかというと、次の問題点があるからです。
- そもそもの基礎知識を欠くため、教科書を読んでも理解できません。
- 単元には重要事項もあればどうでもよい些細な事柄もありますが、低学力ですから重要点を判別できません。
- 教材を選定できません。
- さらには、何から手を付ければよいか全くわかりません。
どこの誰に指導してもらうか?
じつは指導者を見付けることが一番大変です。
だから、指導者がいなくても自習できる方法を使います。
公文教室は、低学力児童生徒への定番のお勧め。
公文教室は、不登校生と低学力生には最適の学習方法です。
- 中学生以上は、ほぼ皆無。知人友人に会わない。みんな小学校卒業で辞めます。
- プリント学習だから、自宅でも問題なく進める。
- 講師の説明なしで理解できるように、プリント内に説明が書かれている。
- プリントごとの内容差が小さいので、毎日の積み上げでプリント間のレベル差を乗り越えることができる。
- 幼稚園レベルから体系的に教材が作られているから、数字の書きかた、ひらがなの書きかた、アルファベットの書き方など幼児レベルからの勉強やり直しができる。
- 月間何百枚プリントをしても、月謝は定額。塾としては破格の安さ。
- プリントがすべてなので、指導者の当たりはずれがない。
本人が現状を改めたいという動機を持つことができれば、公文教室ほど心強い塾はありません。
できれば、国語もやらせてください。国語ができるようになると、数学も英語もできるようになります。
なお最終レベルは大学レベルですから、高校の予習もできます。
それでも指導者がほしいあなたには。。。
公文では嫌だという場合、選択肢は
- 家庭教師直接契約
- 家庭教師派遣会社との契約
- フランチャイズ系個別指導塾
- 進学塾系個別指導塾
- 個人経営の地元塾
- 通信教育
この中から選ぶことになるでしょう。
ただし、いずれも当たりはずれがあります。
お試しはよくても契約してからは全然ダメという話も聞きます。
結局のところ、親は子供の学習をきちんと監視しなければだめだということです。
手抜きはできません。
以前の手抜きが、今の不登校や低学力の結果を生んだということをお忘れなく。
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